業務内容
業務内容
空調ダクト工事は、建物内の空気を効率よく循環させ、快適な室内環境を保つために欠かせない工事です。
ダクトを通じて冷暖房の空気を各部屋に均一に届けることで、温度や湿度のムラを防ぎ、快適さと省エネを実現します。
工事においては、空間に適した正確な設計・高い気密性を保つ施工・断熱材による結露防止を行うことが大切です。
これらのポイントを押さえながら、常に清潔な空気を安全に送るためには、定期的な点検とメンテナンスも必要不可欠です。
給排気ダクト工事は、室内の空気環境を整えるために大切な工事です。とくに飲食店や工場、病院などの衛生管理が求められる施設では欠かせません。
給気ダクトは、外部の新鮮な空気を室内に取り入れるためのダクトで、酸素の供給や空気の入替えによって快適な空間を保つ役割を担っています。
一方で排気ダクトは、室内の空気を外部に排出するためのダクトで、汚れた空気や湿気、におい、熱気などを外に逃がし清潔な空間を保つ役割を担っています。
このように、給気と排気のバランスを保つことで、建物全体の空気の質を高め、生活空間や作業環境における安心・安全を確保しています。
厨房排気ダクト工事は、調理によって発生する煙や油分、におい、熱気などを効率よく屋外へ排出するために欠かせない工事です。
とくに飲食店や社員食堂、給食施設などでは、排気が不十分だと厨房内が高温多湿になり、作業環境の悪化や油汚れの蓄積、さらには火災リスクの増加につながります。
厨房排気ダクトには、耐熱性・耐油性に優れた材質を使用し、グリスフィルターやダンパーなどを適切に設置することが大切です。
また、ダクト内に油煙がたまると火災の原因にもなるため、清掃や点検のしやすい構造にすること、厨房の規模や使用状況に応じた風量設計を行うことも求められます。
排煙ダクト工事は、火災発生時に煙や有毒ガスを効率よく排出し、避難経路や建物内の安全を確保するために行う非常に重要な工事です。
煙は炎よりもはやく人命をおびやかすため、排煙システムの整備は建築基準法や消防法でも義務づけられています。
排煙ダクトは、高温の煙に耐える材質や構造で設計されており、排煙口・防火ダンパー・排煙ファンと連動して動作します。火災時に確実に機能させるためには、自動制御や非常用電源の確保、定期点検が不可欠です。
このように、緊急時に人命を守る極めて重要な役割を果たす設備であることから、設計から施工・保守に至るまで、専門的な知識と高度な技術が求められます。